たまりば

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2019年12月23日

工進 小原勉氏

~人生の大先輩の賢者より~

大手ポンプメーカー「工進」(京都府長岡京市)の小原勉社長が、賢者テレビの動画で紹介されていました。

工進さんはポンプ業界をリードする開発・製造会社です。エンジンポンプの分野では世界シェア1位だといいます。創業は1948年。小原勉社長は二代目の経営者になります。

創業当初は、ドラム缶から燃料をくみ上げるポンプの製造販売を手掛けました。初代社長は、可能な限りコストを下げて品質の良い商品づくりに励んだといいます。戦後の復興の中で、需要も高まって順調に売り上げを伸ばしました。

さらに、工場で油を移送するために造っていたポンプが農家の目に留まり、これを応用して川から田んぼに水をくみ上げるのに利用されるようになりました。この2種類のポンプで、会社が軌道に乗ったそうです。

近年は衛生関連分野の商品で大きく成長を遂げました。1997年に開発した「内視鏡洗浄装置」が、院内感染防止への期待が高まるなか、医療現場から大きな支持を得たといいます。

大腸など体の内部を検査するときに使う内視鏡の洗浄は、消毒液を使った手洗いが一般的でした。しかし、この方法だと、時間がかかる上、完全に殺菌できていないケースも起こり得ます。

工進が開発したのは、内視鏡を全自動で洗い上げる内視鏡洗浄装置。殺菌効果がある強酸性水と、付着したタンパク・油脂分を除去する強アルカリ水で洗浄します。時間はわずか5分。これによって、感染症を引き起こすメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など、人体に有害な菌を取り除けるのだそうです。

この内視鏡洗浄装置の開発を思い立ったのは、洗浄時間を短縮したいという医療現場の要望からだったといいます。内視鏡メーカーが製造する洗浄装置は以前からあったそうですが、洗うのに40分から1時間近くかかり、何回も検査をする医療現場で使うには不向きでした。

当時も自ら開発の陣頭指揮をとっていた小原勉社長は「まさに現場の生の声を反映した商品だった」と振り返ります。その後も、環境と安全をテーマに個性豊かな商品開発を進め、園芸用噴霧器や灯油用ポンプなどもヒットさせました。

工進の年間売上高は125億円。主力商品は今もエンジンポンプや水中ポンプです。しかし、ポンプ分野での優位な地位に安住することなく、ユニークな商品開発を続けるのが、長期にわたる成長の秘訣かも知れません。これからも、世界にはばたく革新的な商品の開発に期待したいですね。

動画では「大きな目標を持つこと。そして、その目標を達成するまで諦めないことが大事」というメッセージを送ってらっしゃいました。





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